「海のはじまり」は、2024年7月1日からフジテレビ系列で放送されている月9ドラマです。主演は目黒蓮さんで、脚本は生方美久さん、監督は風間太樹さんが務めています。このドラマは、さまざまな形の親と子のつながりを通して描かれる愛の物語です。元恋人の死をきっかけに、主人公が自分の娘の存在を知り、父親としての役割を果たそうと奮闘する姿が描かれています。
登場人物(キャスト)
- 月岡夏(つきおか なつ)〈28〉 – 目黒蓮
- 主人公。印刷会社に勤務している。3歳の頃に両親が離婚し、母親に引き取られた。自分の気持ちをうまく言葉にできず、周りに流されやすい性格。
- 百瀬弥生(ももせ やよい)〈30〉 – 有村架純
- 夏と交際中の恋人。化粧品メーカーの開発部で働く。
- 南雲海(なぐも うみ)〈6〉 – 泉谷星奈
- 夏と水季の娘。母親の死後、父親である夏と出会う。
- 月岡大和(つきおか やまと)〈25〉 – 木戸大聖
- 夏の弟。考える前に言葉が出るタイプ。
- 南雲水季(なぐも みずき)〈享年28〉 – 古川琴音
- 夏の大学時代の元恋人。海の母親。
- 津野晴明(つの はるあき)〈32〉 – 池松壮亮
- 水季の職場の同僚。水季の子育てをサポートしていた。
- 南雲朱音(なぐも あかね)〈67〉 – 大竹しのぶ
- 水季の母で海の祖母。
- 南雲翔平(なぐも しょうへい)〈67〉 – 利重剛
- 水季の父で海の祖父。
- 月岡和哉(つきおか かずや)〈56〉 – 林泰文
- 夏の継父。
- 月岡ゆき子(つきおか ゆきこ)〈54〉 – 西田尚美
- 夏の母。
ストーリー展開
序盤
物語は、大学時代に月岡夏(目黒蓮)が同級生の南雲水季(古川琴音)と付き合い始めるところから始まります。二人は幸せな日々を送っていましたが、就職活動を迎える直前に水季から突然別れを告げられます。夏はその理由を理解できないまま、二人は別れてしまいます。
それから7年後、夏は新しい恋人の百瀬弥生(有村架純)と共に新しい人生を歩んでいました。しかし、大学時代の友人から水季が亡くなったという知らせを受け、夏はその事実に衝撃を受けます。葬式に出席するために向かった夏は、そこで海(泉谷星奈)という名の幼い女の子と出会います。
中盤
夏は、海が水季の子供であることを知り驚きます。さらに、水季の母親である南雲朱音(大竹しのぶ)から、自分が海の父親であることを告げられます。水季が自分との間にできた子供を一人で育てていたことを知った夏は、彼女と海が過ごした7年間に思いを馳せます。
夏は、海と一緒に過ごす時間を通じて、父親としての責任を感じ始めます。海は母親を失った悲しみを抱えながらも、元気に振る舞おうとしますが、夏は「元気なふりをしなくていい」と彼女に伝え、感情を吐き出させます。海は夏にしがみついて泣き続け、二人の絆が深まっていきます。
終盤
第4話では、夏と海の関係がさらに深まります。夏は海のためにできることを考え、彼女の生活を支えるために努力します。一方で、夏自身も水季との思い出や、彼女が自分に何も言わずに子供を育てていたことに対する複雑な感情を抱えています。
夏と海は、互いに支え合いながら新しい生活を築いていきます。夏は、海が母親を失った悲しみを乗り越えられるように、彼女に寄り添い続けます。そして、夏自身も父親として成長し、海との絆を深めていきます。
第4話までの展開では、夏が父親としての責任を果たすために奮闘する姿が描かれ、海との絆が深まっていく様子が丁寧に描かれています。津野晴明や南雲朱音との関係も、物語に深みを与えています。
第5話では、夏(目黒蓮)が一週間の夏季休暇を取ることになり、その間、南雲家に住んで海(泉谷星奈)と過ごすことを提案されます。海は夏が泊まりに来ることを大喜びし、「ずっと住んでいいよ!」と夏にくっつきます。
一方、夏は海の存在を家族に打ち明ける決意をします。実家に帰ると、両親と弟が弥生(有村架純)との結婚報告だと勘違いして喜んで迎えますが、夏が海のことを話すと、母・ゆき子(西田尚美)は驚きと怒りを露わにします。父・和哉(林泰文)と弟・大和(木戸大聖)は夏を擁護しますが、ゆき子は弥生に強要するのは許さないと話します。
その後、夏は海を実家に連れて行き、家族と過ごす時間を持ちます。海はすぐに大和と打ち解け、楽しい時間を過ごします。また、夏は弥生にこの日のことを報告し、弥生の意見を尊重すると伝えます。
このエピソードでは、夏が父親としての責任を果たそうとする姿勢が描かれ、家族との関係や海との絆が深まる様子が描かれています。
感想
「海のはじまり」は、親と子のつながりをテーマにした感動的なドラマです。目黒蓮をはじめとするキャストの演技が素晴らしく、登場人物たちの感情がリアルに描かれています。特に、夏と海の関係が深まっていく過程が丁寧に描かれており、視聴者に強い共感を呼び起こします。今後の展開が非常に楽しみです。