『ROOKIES -卒業-』は、森田まさのりの野球漫画を原作とした2009年の日本映画です。監督は平川雄一朗で、主演は佐藤隆太が務めます。映画は、テレビドラマ『ROOKIES』の続編として制作され、二子玉川学園高校（ニコガク）の野球部が甲子園出場を目指す最後の夏を描いています。友情、努力、成長をテーマにした感動的な青春ドラマです。
登場人物（キャスト）
• 川藤幸一（佐藤隆太）: ニコガクの熱血教師で野球部顧問。
• 安仁屋恵壹（市原隼人）: 野球部のエースで4番打者。
• 御子柴徹（小出恵介）: 野球部のキャプテン。
• 新庄慶（城田優）: 野球部のメンバーで荒くれ者。
• 関川秀太（中尾明慶）: 野球部の俊足選手。
• 若菜智哉（高岡蒼甫）: 野球部のキャッチャー。
• 平塚平（桐谷健太）: 野球部のムードメーカー。
• 岡田優也（佐藤健）: 野球部のクールなイケメン。
• 湯舟哲郎（五十嵐隼士）: 野球部のメンバー。
• 桧山清起（川村陽介）: 野球部のメンバー。
• 今岡忍（尾上寛之）: 野球部のメンバー。
• 八木塔子（村川絵梨）: 野球部のマネージャー。
• 赤星奨志（山本裕典）: 新入生で天才投手。
• 濱中太陽（石田卓也）: 新入生で野球初心者。
• 御子柴響子（綾瀬はるか）: 御子柴徹の妹。
• 吉田実（渡部篤郎）: ニコガクの校長。
• 掛布光秀（天野ひろゆき）: 野球部のOB。
• 池辺駿作（浅野和之）: 学校の教師で、川藤の同僚。
• 真弓りえ（吹石一恵）: 学校の教師で、川藤の同僚。
• 村山義男（伊武雅刀）: 学校の校長。
ストーリー展開
序盤
物語は、二子玉川学園高校（ニコガク）の野球部が3年生に進級し、新学期を迎えるところから始まります。川藤幸一（佐藤隆太）は、再びニコガクの教師として復職し、野球部の顧問に返り咲きます。新学期には、新入生として天才投手の赤星奨志（山本裕典）と野球初心者の濱中太陽（石田卓也）が入部します。しかし、赤星は「自分には高校野球の練習など必要ない」と横柄で反抗的な態度を取ります。一方、濱中は平塚平（桐谷健太）をヒーローと崇めるものの、実際の平塚の頼りない姿に失望します。
そんな中、御子柴徹（小出恵介）が不良生徒とのトラブルで下腿骨を骨折し、夏の予選大会への出場が絶望的になります。病院のベッドに横たわる御子柴を前に、部員たちは大会での活躍を誓います。この決意が、次第に赤星や濱中の心を動かし、彼らもチームの一員として奮闘することを決意します。
中盤
野球部は、川藤の指導のもとで練習を重ね、次第にチームとしてのまとまりを見せ始めます。キャプテンの御子柴を中心に、部員たちは互いに励まし合いながら成長していきます。特に、エースの安仁屋恵壹（市原隼人）は、川藤の影響を受けて野球への情熱を取り戻し、チームを引っ張ります。
一方、赤星は次第にチームに溶け込み、濱中も自分の役割を見つけていきます。彼らは、甲子園出場を目指して全力で練習に励みます。しかし、強豪校との対戦や部員たちの怪我など、様々な試練が待ち受けています。特に、エースの安仁屋が試合中に負った怪我は深刻で、選手生命に関わる可能性があると警告されます。それでも、安仁屋はチームのために全力で戦い続けます。
終盤
ついに迎えた予選大会。ニコガク野球部は、1回戦、2回戦と順調に勝ち進みます。準決勝でも会心のプレイを見せ、決勝戦に進出します。決勝の相手は、中学時代の安仁屋を三打席連続三振に追い込んだ因縁の相手、川上貞治を擁する笹崎高校です。笹崎高校の巧妙な作戦と川上のフォークボールを前に、ニコガクは大苦戦します。川上に向けられた安仁屋の闘志も空回りしてしまいます。
そんな中、若菜智哉（高岡蒼甫）が試合中に怪我を負い、チームは一時的に動揺します。しかし、川藤の熱い指導と部員たちの絆が再びチームを奮い立たせます。最終的に、ニコガク野球部は川上のフォークボールを攻略し、劇的な逆転勝利を収めます。彼らの努力と絆が実を結び、感動的な結末を迎えます。
結末
甲子園出場を果たしたニコガク野球部は、川藤の指導のもとでさらに成長を続けます。部員たちは、それぞれの夢に向かって歩み始め、未来に向けて新たな一歩を踏み出します。川藤もまた、教師としての責務を果たしながら、次の世代の生徒たちに夢を与え続けます。物語は、川藤と部員たちが夢を追い続ける姿を描きながら、未来に向かって歩み続ける姿で締めくくられます。
感想
『ROOKIES -卒業-』は、熱血教師と問題児たちの成長と絆を描いた感動的な作品です。主人公・川藤幸一の情熱と努力が、部員たちの心を動かし、彼らの成長を促します。特に、野球の試合シーンは迫力があり、スポーツの魅力を存分に伝えています。川藤と部員たちの奮闘を通じて、視聴者に勇気と希望を与える、心温まるドラマです。
