「BOSS」シーズン2は、2011年にフジテレビ系列で放送された日本の刑事ドラマです。主演は天海祐希が務め、彼女が演じる大澤絵里子が、警視庁の特別犯罪対策室の室長として、個性的なメンバーと共に難事件を解決していく姿を描いています。シーズン2では、新たなキャストが加わり、さらにパワーアップした内容となっています。脚本は林宏司が担当し、演出は光野道夫、石井祐介、成田岳が手掛けました。
登場人物(キャスト)
• 大澤絵里子(天海祐希): 主人公。特別犯罪対策室の室長で、アメリカでの研修を経て帰国したエリート刑事。
• 野立信次郎(竹野内豊): 特別犯罪対策室を設立した警察官僚で、絵里子の同期。
• 木元真実(戸田恵梨香): 科学捜査のスペシャリストで、社会性の欠如から対策室に異動してきた刑事。
• 片桐琢磨(玉山鉄二): 捜査一課から異動してきた刑事で、冷静沈着な性格。
• 花形一平(溝端淳平): 交番勤務から異動してきた正義感の強い若手刑事。
• 奈良橋玲子(吉瀬美智子): 腕の確かな美貌の監察医。
• 岩井善治(ケンドーコバヤシ): 組織犯罪対策第四課から異動してきた肉体派刑事。
• 山村啓輔(温水洋一): 生活環境課から異動してきたベテラン刑事。
• 黒原理香(成海璃子): 新たに加わったハッカー。
• 田所幸子(長谷川京子): 新たに加わった刑事。
• 森岡博(大森南朋): 新たに加わった刑事。
• 黒原健蔵(西田敏行): 国家公安委員長。
ストーリー展開
序盤
シーズン2は、特別犯罪対策室が解散し、渡米しようとしていた大澤絵里子に、野立信次郎からの電話が入るところから始まります。テロ集団「黒い月」が国家公安委員長・黒原健蔵を狙撃すると犯行声明を出したため、絵里子は急遽帰国し、特別犯罪対策室を再結成します。
最初の事件は、黒原健蔵の狙撃事件です。絵里子たちは、黒原を守るために奔走しますが、黒原は狙撃されてしまいます。この事件をきっかけに、特別犯罪対策室は再び解散を言い渡されますが、2年後、野立の一声で再結成されます。
中盤
特別犯罪対策室は、次々と発生する難事件に挑みます。ある日、絵里子たちは、連続暴行事件の捜査に乗り出します。被害者は女性誌の読者モデルで、犯人はバーの店員・三上に疑いがかかりますが、三上の遺体が山中で見つかります。絵里子は、自殺を装った殺人と考え、捜査を進めます。
また、絵里子の部下である木元真実が監禁される事件も発生します。犯人は、真実を窒息死させようとしますが、絵里子たちは映像から監禁場所を特定し、真実を救出します。この事件を通じて、絵里子と部下たちの絆はさらに深まります。
終盤
物語は、反政府組織「黒い月」による警視総監誘拐事件へと発展します。絵里子は、誘拐された大山警視総監と野立信次郎の救出に当たりますが、裏金横領事件に関与した野立が「黒い月」の一員であると推理します。絵里子は、内密に屋田参事官に協力を依頼し、事件の真相に迫ります。
最終的に、絵里子は「黒い月」のリーダー・高倉と対峙し、誘拐された人質を救出します。しかし、事件の背後にはさらに大きな陰謀が隠されており、絵里子はその真相を追い続けます。
結末
最終回では、絵里子が「黒い月」のリーダー・高倉と対決し、誘拐された大山警視総監と野立信次郎を救出します。しかし、野立が「黒い月」の一員であることが明らかになり、絵里子は彼を逮捕します。事件の背後には、警察内部の腐敗や陰謀が絡んでおり、絵里子はその真相を追い続けることを決意します。
感想
「BOSS」シーズン2は、個性的なキャラクターたちが織り成す緻密なストーリー展開が魅力の刑事ドラマです。主人公・大澤絵里子の強さと脆さが描かれ、視聴者を引き込む力があります。特に、彼女が過去のトラウマを乗り越えながら、部下たちと共に難事件に立ち向かう姿勢には感動を覚えます。また、シリーズを通じて描かれる陰謀と裏切りの連続は、最後まで目が離せない展開となっています。全体として、非常に見応えのある作品です。