作品紹介
『逃げるは恥だが役に立つ』は、海野つなみの同名漫画を原作としたテレビドラマで、2016年10月から12月までTBS系「火曜ドラマ」枠で放送されました。主演は新垣結衣と星野源で、契約結婚をテーマにしたラブコメディです。ドラマは社会現象を巻き起こし、「恋ダンス」も大きな話題となりました。
登場人物(キャスト)
• 森山みくり(新垣結衣): 主人公。大学院卒の高学歴女子だが、就職難に見舞われ派遣切りに遭う。家事全般が得意で、契約結婚を提案する。
津崎平匡(星野源): IT企業に勤めるシステムエンジニア。35年間彼女なしの「プロの独身」を自称し、みくりの提案を受け入れる。
風見涼太(大谷亮平): 津崎の同僚でイケメン。結婚に否定的で、みくりに興味を持つ。
• 土屋百合(石田ゆり子): みくりの伯母。独身でキャリアウーマン。みくりと仲が良い。
• 沼田頼綱(古田新太): 津崎の上司。料理上手で穏やかな性格。ゲイであることを隠している。
• 日野秀司(藤井隆): 津崎の同僚で、2児の父。家族サービスを大切にしている。
ストーリー展開
序盤
物語は、大学院を卒業したものの就職難に見舞われた森山みくりが、派遣社員として働くも派遣切りに遭い、無職となるところから始まります。みくりの父親は、かつての部下である津崎平匡にみくりを家事代行として紹介します。津崎はみくりの仕事ぶりを気に入り、長期契約を決心しますが、みくりの両親が田舎への移住を決定したため、みくりは津崎に「契約結婚」を提案します。津崎は経済的なメリットを感じ、これを了承。こうして、家族や周囲には普通の夫婦として振る舞う契約結婚生活がスタートします。
中盤
契約結婚生活が始まると、みくりと津崎は次第にお互いを意識し始めます。津崎の同僚である風見涼太がみくりに興味を持ち、彼女をシェアすることを提案します。津崎はこの提案に困惑しつつも、みくりに言い出せないまま気まずい時間を過ごします。みくりもまた、風見の提案にモヤモヤしつつも、経済的な理由から了承します。この状況を打破するため、みくりは津崎に恋人になって欲しいと提案します。
終盤
みくりと津崎は「ハグの日」を設けるなどして新婚らしさを醸し出そうと努力します。二人の関係は次第に進展し、心の距離も縮まっていきます。温泉旅行や新婚旅行を通じて、二人はお互いの気持ちを確認し合い、関係を深めていきます。しかし、みくりの元カレとの再会や、津崎の過去のトラウマが二人の関係に影を落とします。それでも、二人はお互いを理解し合い、最終的には本当の夫婦としての絆を築いていきます。
結末
最終話では、みくりと津崎が正式に結婚し、みくりが妊娠していることが明らかになります。二人は新しい命を迎える準備をしながら、これからの未来に向けて歩み始めます。物語は、二人が本当の意味での家族となり、幸せな生活を送る姿で締めくくられます
このように、『逃げるは恥だが役に立つ』は、契約結婚というユニークな設定を通じて、現代の結婚観や人間関係を描いた作品です。みくりと津崎の成長と絆の深まりを通じて、視聴者に多くの感動と共感を与えました。