のだめカンタービレストーリー解説まとめ(ネタバレ有り)

ストーリー解説(ナ行)

『のだめカンタービレ』は、二ノ宮知子による同名の漫画を原作としたテレビドラマです。2006年10月16日から12月25日までフジテレビの月9枠で放送されました。クラシック音楽をテーマに、個性的なキャラクターたちが織りなすコメディとラブストーリーが魅力です。主演は上野樹里と玉木宏で、共に月9ドラマ初主演となりました。ドラマの成功を受け、2008年にはスペシャルドラマ『のだめカンタービレ 新春スペシャル in ヨーロッパ』が放送され、さらに2009年から2010年にかけて映画『のだめカンタービレ 最終楽章』が公開されました。

登場人物(キャスト含む)

野田恵(のだ めぐみ) – 上野樹里

• 主人公。桃ヶ丘音大ピアノ科3年生。愛称は「のだめ」。天才的なピアノの才能を持つが、生活はだらしなく、部屋は常に散らかっている。

千秋真一(ちあき しんいち) – 玉木宏

• 主人公。桃ヶ丘音大ピアノ科4年生。指揮者を目指しているエリート音大生。飛行機恐怖症と船舶恐怖症のため、海外留学ができずにいる。

峰龍太郎(みね りゅうたろう) – 瑛太

• 桃ヶ丘音大ヴァイオリン科に在籍。自称「千秋の親友」。エレクトリック・ヴァイオリンをロック風に弾く自己陶酔型。

三木清良(みき きよら) – 水川あさみ

• 桃ヶ丘音大ヴァイオリン科在籍。ウィーン帰りでAオケのコンミスを務める優秀な学生。

奥山真澄(おくやま ますみ) – 小出恵介

• ティンパニ奏者。千秋に片想い中で「千秋様」と呼んでいる。

多賀谷彩子(たがや あやこ) – 上原美佐

• 千秋の元彼女。桃ヶ丘音大声楽科に在籍。

大河内守(おおこうち まもる) – 遠藤雄弥

• 桃ヶ丘音大ピアノ科に在籍。千秋をライバル視している。

佐久桜(さく さくら) – サエコ

• 桃ヶ丘音大ピアノ科に在籍。のだめの友人。

峰龍見(みね たつみ) – 伊武雅刀

• 峰龍太郎の父親。中華料理店「裏軒」の店主。

河野けえ子(こうの けえこ) – 畑野ひろ子

• 桃ヶ丘音大の教授。

江藤耕造(えとう こうぞう) – 豊原功補

• 桃ヶ丘音大の教授。のだめの指導教官。

谷岡肇(たにおか はじめ) – 西村雅彦

• 桃ヶ丘音大の教授。千秋の指導教官。

フランツ・シュトレーゼマン – 竹中直人

• 世界的に有名なドイツ人指揮者。千秋の師匠。

ストーリー展開

序盤

物語は、桃ヶ丘音大に通うエリート音大生・千秋真一が、飛行機恐怖症と船舶恐怖症のために海外留学を諦め、自暴自棄になっているところから始まります。ある日、千秋は酔っ払って自宅の前で眠り込んでしまい、目が覚めると隣の部屋に住む野田恵(のだめ)のゴミだらけの部屋にいました。のだめは天才的なピアノの才能を持ちながらも、生活はだらしなく、周囲からは「変態」と呼ばれています。千秋はのだめの才能に気づき、彼女のピアノの腕を伸ばすために関わり始めます。

中盤

千秋は、のだめや他の個性的な音大生たちと共に、Sオケ(Sオーケストラ)を結成します。Sオケは、千秋の指揮のもと、次第に実力をつけていきます。千秋はのだめの才能を引き出すために厳しく指導し、のだめも千秋に恋心を抱きながら、彼に追いつこうと努力します。Sオケのメンバーたちも、それぞれの個性を発揮しながら成長していきます。

終盤

Sオケは、数々の困難を乗り越え、ついに大舞台での演奏を成功させます。千秋は、のだめの才能を認めつつも、自分自身も指揮者として成長していきます。一方、のだめはピアノコンクールに挑戦し、その才能を発揮しますが、優勝を逃してしまいます。ショックを受けたのだめは、千秋の前から姿を消し、実家に帰ります。千秋はのだめを追いかけ、彼女を励まし、再び音楽の道に戻るよう説得します。

結末

最終的に、千秋は飛行機恐怖症を克服し、海外留学を果たします。のだめも千秋と共にヨーロッパに渡り、音楽の道を歩み続けます。二人はそれぞれの夢を追いながらも、互いに支え合い、成長していきます。物語は、二人が新たなステージに向かって歩み出すところで幕を閉じます。

感想

『のだめカンタービレ』は、クラシック音楽をテーマにしながらも、コメディ要素やラブストーリーが絶妙に絡み合った作品です。個性的なキャラクターたちが織りなす物語は、笑いあり、涙ありで、視聴者を飽きさせません。特に、のだめと千秋の成長過程や、彼らの音楽に対する情熱が描かれており、音楽の素晴らしさを再認識させてくれます。上野樹里と玉木宏の演技も素晴らしく、キャラクターに命を吹き込んでいます。クラシック音楽に興味がない人でも楽しめる、心温まるドラマです。

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